8月31日
今日、サンデープロジェクトに、与謝野馨経済財政相が出演していました。政府の総合経済対策の説明をしていましたが、話としては今までに比べて、中身のある話であったと思います。彼自身、政局よりも、政策に関心があるといっていましたが、久しぶりにまともな話を聞いた気がします。中小企業への政府保証の融資に関しては、小渕さんの時に同じ事をやったといっていましたね。その時も大臣をやっていたんですかね。当時は、1兆円で、20兆ぐらいの融資をしたと言っていましたから、彼の引き出しの1つを出したと言うことなんでしょう。今回は、4000億で、10兆ぐらいの額になると言うことですが、前回の実績としては、貸し倒れは、7%だといっていましたから、1兆を少し超えるぐらいということでしょうか。しかし、これは私は中身は詳しく分りませんが、無担保、無保証での貸し出しを、政府がここまでやるというのは、政府がいかれているからなのか、銀行がいかれているからなのかともいえなくはないんじゃないでしょうか。ただ、これは面白い政策ですね。銀行が貸さないといっているのに、国が貸すわけですから、アイディアとしては、なるほどと思わされます。そもそもこれは、どこからきているんでしょうか。海外とかで普通にやられていることなんでしょうか。それとも、日本の明治以降の金融などでなにかそういったことをした、経験があるんでしょうか。昔、日本の銀行ができ始めたころ、うまく機能していなかった銀行に、秩禄公債を預納すれば、銀行が独自に紙幣を発行できるようになって、銀行の数が各段に増えたことがありましたが、中身は違いますが、そういったアイディアと共通しているところがあるのかもしれません。きっと、過去から学んだなにかなのか、海外から学んだものなのかどこからか学んだものを、アレンジしているんでしょうね。普通にどこでもやっていることなのだとしたら、私の勘違いですが、アイディアを出してきたという点では、私は、なかなかの個性を持った人物だと思います。まともな政策の話も、これでできるようになるかもしれません。ただ、私は、これよりも、即効性のある政策が必要だと思います。彼を誉めておいてこんなことをいうのもなんですが、民主党の鳩山幹事長がいっていることのほうが正しいと思います。もちろんそれは、私が前からいっていることに近いことをいっているからですが、暫定税率の廃止と高速料金の値下げのほうが、効果はあると思います。だいたい、景気に対して、お金につぎこむのではなくて、資金の確保が難しくなった企業に融資するというのは、順番から言ってもおかしいと思います。そうならないようにするための、短期的な政策が必要な時だと思います。鳩山幹事長は、出す時は出す、ただ、野放図に出すのではない、改革を進めるためにも出すんだということを言っていたと思いますが、まさにそれこそ、今こそ必要な政策であると思います。それは、いわずと知れていますが、ここで景気が停滞すると、巨額の負債を抱えている日本に更なる、負債が加わることになります。その額を考えれば、極端な言い方ですが、なにをやっても、効果はあるからとにかくやれといいたくなります。確かに、与謝野さんの政策には、彼のインテリジェンスを感じますが、ここは、即効性のある政策をうつときであるとしか、私は思いません。公務員の人件費を削減してでも、道路というのが私の考えです。ただ、彼の政策というのは、銀行とはなんなのかという問いであると思います。こういった状況で、役に立つのが、政府保証であるというのは、どう考えればいいんでしょうか。もしかしたら、これがあるべき姿なのかもしれないし、銀行が機能していないのかもしれません。それと、どのような形で、どこが貸し出すのかをもう少し説明して欲しかったですね。政府保証で、取引先の銀行が融資してくれるんでしょうか。その辺はどうなっているんでしょうね。こういうことを説明することが、後の時代の人間を生む最大の条件だと思います。社会の仕組みを理解する人が多ければ多いほど人材は育つはずです。単純化の話になりますが、どうしても、日本では、中途半端にしか理解していない司会者やジャーナリストが、専門家の言葉を借りて、ただ言葉を並べているだけです。自分が理解しようとしているようにも見えません。司会者やジャーナリストが、理解したことを伝えるようになれば、日本の社会も評論の世界のレベルが各段に上がって、これぐらいの問題は簡単にかたずくようになるんじゃないでしょうか。とにかく、評論の世界のレベルが低すぎることが、日本をこういった状況にも追いこんでいます。
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